不動産運用を通じた社会課題の解決
社会課題解決への取り組み
本投資法人は、不動産運用を通じて様々な社会課題の解決や新たな価値の創造に取り組み、社会へ貢献することが、地域の魅力や不動産価値の向上、ひいては投資主価値の向上につながると考えています。
不動産運用を通じて解決したい課題(マテリアリティ)を、各ステークホルダー(地域、テナント、PM、BM、従業員等)が抱えている課題や国土交通省「社会的インパクト不動産の実践ガイダンス」を参考に議論を重ねて設定しました。
マテリアリティ・KPIと実績推移
社会課題解決に向け、方針・目標、本投資法人における具体的取組み・KPIを定めました。なお、具体的取組みについては継続して議論を実施し、追加・変更等を行っていきます。
段階 | 解決したい社会課題 | 方針・目標 | 本投資法人における具体的取組み・KPI | 2023年度実績 (年度末時点)※1 |
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①安全・尊厳 |
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自然災害等への備えにより、安心・安全に利用できる物件を目指します。 | 災害時リスクアラートの活用(整備状況) | ・推定震度情報配信システム完備 ・内水氾濫リスクアラートメール配信システム完備 |
倉庫・エレベーター等への防災備品設置(設置物件数・設置率) | 94物件(34.2%)/275物件 | |||
水害リスクに備えた物件への防水設備の設置(設置物件数・設置率) | 47物件(19.3%)/243物件 | |||
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「こども食堂イベント」等の開催を通じ、こどもの「貧困をなくそう」に貢献します。 | GEMS等テナントと協同した「こども食堂イベント」への参画(開催回数、参加テナント数、提供食事数) |
(延べ(2022年1月~)) ・開催回数:7回 ・参加テナント数:20テナント ・提供食数:1,400食 <2023年度実績> ・開催回数:2回 ・参加テナント:6テナント ・提供食数:400食 |
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資産運用会社において、多様性豊かな人材による不動産運用を通じて様々な価値を創造します。 | 資産運用会社における多様性豊かな人材構成(社員のバックグラウンド等の状況) | 安全・尊厳ページ参照 | |
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国籍を問わず、利用者が安心できる生活空間を提供します。 | 居住用施設における外国人への居住空間の提供(外国人入居戸数・割合) | 603戸(6.2%)/9,766戸 | |
居住用施設における共用部掲示物の多言語化(対応棟数・対応率) | 7物件(4.9%)/143物件 | |||
バリアフリー設備の設置等を通じ、多様性・包摂性、人権への対応を実現します。 | バリアフリートイレの設置(実施物件数・割合)※2 | 84物件(66.1%)/127物件 | ||
②心身の健康 |
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各種イベントを通じて、人々の健康促進や安全な暮らしの実現に貢献します。 | 保有物件における献血イベントの誘致(実施物件数、参加人数) | ー(2024年度以降実施予定) |
資産運用会社において、フレキシブルな働き方の推奨を通じて、健康で生産性の高い働き方を実現します。 | 資産運用会社でのフレキシブルな働き方の推奨(有休取得率他) | 心身の健康ページ参照 | ||
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設備やサービスの拡充等を通じて、テナントや利用者に快適で利便性の高い環境を提供します。 | 居住用施設における宅配ボックスの設置(設置物件数・設置率)及び置き配システムの導入(導入物件数・導入率) これにより、配送業者の労働環境の改善や再配達解消によるCO2排出量の削減にも貢献します。 |
・宅配ボックス 134物件(93.7%)/143物件 ・置き配システム 122物件(86.5%)/143物件 |
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テナント満足度調査を定期的に実施し、入居テナントの快適性や利便性の向上を目指します。 | テナント満足度評価の調査(総合満足度で「満足」及び「やや満足」の割合) | (本年度実施対象セクター) ・物流セクター 58.6% ・住宅セクター 73.4% | ||
③豊かな経済 |
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PM褒賞制度の実施を通じて、PM担当者のモチベーション向上を図り、人材活躍と生産性向上を実現します。 また、受賞内容を周知し知見の共有、不動産運用ビジネスの活性化を目指します。 |
保有物件のPM業務において優れた活躍を行ったPM担当者に対し、褒賞を実施(開催日、受賞事例) | ー(2024年度以降実施予定) |
資産運用会社での研修制度の充実を通じて、社員の能力を開発・強化を目指します。 | 資産運用会社での研修制度の充実や資格取得の奨励、従業員1人当たり研修時間と研修概要、資格保有者の状況 | 豊かな経済ページ参照 | ||
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リサイクル品の活用推進を通じて、資源の維持・循環に貢献します。 | リサイクル品のタイルカーペット活用(実施面積、CO2削減量) | ー(2024年度以降実施予定) | |
不用品回収等を通じて、廃棄物量・CO2排出量の削減、資源の維持・循環に貢献します。 | 居住用施設における居住者が不要となった衣類等を回収(回収量、CO2削減量) | ー(2024年度以降実施予定) | ||
④魅力ある地域 |
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「地方創生イベント」等の開催を通じて、生産者のサポート、地域食材の発信、豊かな顧客体験、飲食店支援の実現を目指します。 | GEMSシリーズ等での「地方創生イベント」開催(実施都道府県数、参加テナント数、使用食材数) |
(延べ(2022年1月~)) ・参加都道府県数:15 ・参加テナント数:358テナント ・使用食材数:135 <2023年度実績> ・参加都道府県数:12 ・参加テナント:222テナント ・提供食数:35 |
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保有物件を通じたセミナー等の交流イベント及びテナント懇親セミナーの開催により、地域・テナント間コミュニティの再生・形成を目指します。 | 保有物件での交流イベント及びテナント懇親セミナーの開催(開催回数、参加企業数) |
(延べ(2023年4月~)) ・開催回数:9回 ・参加企業数:342 ※2024年11月 懇親セミナー開催予定 <2023年度実績> ・開催回数:9回 ・参加企業数:342 |
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シェアモビリティの設置等を通じて、入居者・近隣住民の移動しやすい環境を実現します。 また、移動時のCO2排出量削減にも貢献します。 |
シェアモビリティの設置(設置物件数・台数、移動距離、利用により削減された時間及びCO2排出量) |
・設置物件数:5物件 ・設置台数:57台 (累計) ・移動距離:134,054km ・時間削減:13,542時間 ・CO2削減:8.9トン <2023年度実績> ・移動距離:134,054km ・時間削減:13,542時間 ・CO2削減:8.9トン |
- ※1 3月から翌2月を年度としています
- ※2 居住用施設は対象外としています。